【調査会NEWS3055】(R01.8.24)
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<GSOMIA(ジーソミア)>
荒木和博
日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄について、石破茂・元自民党幹事長は「わが国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあ」ると自身のブログに書きました。
「頑なになっている日本にも問題があるのではないか」という意見はときどき聞きますが、私見として述べれば今回の場合、それは100パーセント間違っています。日本側の輸出管理の強化は制裁というレベルではなく、一般国と同様に扱うというだけのことです。制裁をするというならこれからですが、まだそのような話には至っていません。
これに対してGSOMIAを破棄するというのは、実質的な被害は大きくないものの、韓国が自ら「日米韓の連携」を崩すわけですから、これを軸に北東アジアの安保体制を作ってきた米国としても当然懸念を強めることになります。逆に言えば文在寅大統領にとって北朝鮮の方が日米より大事だと言ったようなものです。
石破さんは「戦争責任」という言葉を使いましたが、「戦争責任」という意味で皆が忘れていることがあります。朝鮮戦争の戦争責任です、韓国が全く準備できない状態で北朝鮮人民軍の奇襲南進によって行われた朝鮮戦争は朝鮮半島の大部分を戦場とし、南北の軍民合わせて500万人以上、実に人口の6人に1人が亡くなったとされています。さらに南北に引き裂かれた離散家族は1千万とも言われました。文在寅はこの北朝鮮の戦争責任について言及したことは一度もありません。「向き合ってこなかった」というより、北朝鮮側の人間だから触れないのでしょう。
今回のことは日本側がどうこうではなく、現在の文在寅政権に全ての問題があります。また、このような文在寅政権に対して韓国内でも批判は高まっており、去る8月15日にはソウルの中心部太平路を埋め尽くす10万人以上の反文在寅デモが行われました。日本ではあまり報道されませんが、日韓関係を無用に悪化させる文在寅政権に対し不満は高まっています。
韓国では最低賃金の無理な引き上げや財閥叩きなどで経済の悪化に歯止めがかからず、そこにもってきて大統領最側近で法務部長官(法務大臣)に内定していた秘書官が自分の娘を大学に不正入学させていたスキャンダルが噴出しており、まだ5年任期の3年目なのですが、政権末期のような症状を呈しています。だからこそ、南北首脳会談など南北関係をショーアップしなければならないのですが、今は金正恩からも見放された状態です。あとは日本を悪者にして国民の支持をつなぎとめるだけでしょう。
しかし、頻繁に繰り返される反文在寅デモや韓国マスコミの論調の変化からしても、もう潮目は変わりつつあると思います。感情的になるべきではありませんが、ここで日本が文在寅政権と妥協しようとすれば、韓国の中で文在寅政権に反対している人たちには後ろから弾を撃つようなことになります。絶対に原則的な姿勢を貫くべきで、その意味では私には日本政府がまた変な妥協をするのではないかが一番心配です。
ここで文在寅政権に日本が強い姿勢を取り続ければ、韓国の中で左翼政権によって封じ込められていた様々な北朝鮮情報が一気に出てくる可能性があり、あるいは拉致問題にも転機をもたらせるかもしれません。拉致問題・北朝鮮人権問題での日韓の連携もそのときにこそ進めることができるはずです。
蛇足ですが、石破さんの言葉を借りれば「わが国が拉致問題と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあ」ると思います。この点は元拉致議連会長である石破さんも、そして拉致問題で総理大臣になった安倍総理も責任を感じていただきたいと思う次第です。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2019/06/post-6cc9b5.html
着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ
https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing
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