【調査会NEWS3318】(R02.8.17) ※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 ―――――――――――――――――――――― <変わったのか、変わらなかったのか>
荒木和博
平成25年(2013)の「財界にっぽん」インタビューのとき有田芳生議員(当時民主党)が提供した政府への質問と回答のメモの中(調査会に様々な形で支援をして下さっているジャーナリストの篠原常一郎さんから提供されたもの)には後掲のような部分があります。お役所的な回答ですがこれでいくと政府は明らかに藤田さんが拉致されたと見ていたということで、松原仁拉致問題担当大臣が調査会の記者会見で話して下さった内容とも重なります。
不思議なのはこのような問いかけをし、別途に質問主意書も提出しているのに、なぜ有田議員が今になってツイッターで弟の藤田隆司さんに「恩を仇で返すな」とか「後ろ足で砂をかける」とか非難をするのだろうということです。いくら何でも国会議員がこれをもって「恩」とするのはあり得ないと思います。有田議員は自分は認定被害者にしか関心がないようなこともツイッターで書いたりしており、何が本当のところなのか今一つ分かりません。
有田議員は平成22年(2010)10月、都庁前広場で実施した「北朝鮮による拉致被害者救出のための集い」にも参加していて、山本美保さんDNAデータ偽装事件の展示などもじっくりと見ていたと記憶しています。本当はご本人の思想的バックボーンからしても、そのようなものに切り込むことを期待したのですが、その後何かの変化があったのでしょうか。あるいは最初からそういうことだったのか。
いずれにしても下の質疑の内容は極めて貴重な内容だと思います。山に登るルートはいくつもあるわけで、頂上に到達する方法が違っても結果が出れば良いのです。有田議員にはビザ無しで北朝鮮に入るルートがあったのですから今からでも結果を出していただきたい。また、政府にはこのような認識だったのにもかかわらず藤田進さんの拉致認定しなかった理由を明らかにする義務があります。この点は私たちからも別途に質していくつもりです。 ———————————————————- 「財界にっぽん」取材メモ
※【問】は有田議員の質問、【答】は政府(警察庁、官邸拉致問題対策本部)からの回答。
【問】11 特定失踪者 868 名のうち、特に北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者である藤田進氏に関して、政府が進氏を拉致の可能性を排除できない失踪者として把握したのはいつからか? 【答】 2003年に、埼玉県警察が、藤田進氏に係る家出人捜索願を同氏の親族から受理した際に、同時に親族から北朝鮮による拉致の可能性を否定できない旨の申出があった。警察としても提供された資料や独自の調査にもとづき藤田氏 を、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として把握した。
【問】12 2004年7月、東京歯科大学法人類学研究室の橋本正次助教授(当時)は、脱北者が北朝鮮から持ち帰った写真を鑑定した。その結果、橋本助教授は法人類学的な見地から、この写真の人物が失踪前の進氏と同一の可能性が極めて高いと判断している。政府は、この鑑定結果をどのように評価しているか? 【答】 橋本助教授の鑑定結果は、捜査・調査の重要な参考資料と判断している。
【問】13 政府は北朝鮮から藤田氏と思われる写真を持ち帰った脱北者と接触し、情報収集などを行ったか? また写真について、橋本助教授以外に公的機関が鑑定を行ったか? 【答】 写真については、警察庁科学警察研究所において、藤田進氏の写真との異同を識別するための鑑定を実施した。 内容についての詳細は、現在調査実施中につき捜査機関の活動に支障が生じるおそれがあることから、明らかにできない。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和2年3月24日現在確認分) araki.way-nifty.com/araki/2020/03/post-f7a8e9.html 着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing ////////////////////////////////////////////////// <調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
★8月19日(水)18:30「『その後』を考える集い27 in Zoom」(調査会主催) ・インターネット会議アプリ「Zoom」を使って行います。参加希望の方は代表荒木まで直接ご連絡下さい(kumoha551@mac.com)。
★9月5日(土)「北朝鮮人権シネマフォーラムin安来」 ・安来中央交流センター(安来駅徒歩15分 島根県安来市安来町896-1 Tel0854-23-1721) ・調査会代表荒木・理事石原が参加 ・問合せ 石原理事(090-9417-8363)
★9月6日(日)「北朝鮮人権シネマフォーラムin岡山」 ・岡山県立図書館デジタル情報シアター(岡山市北区 丸の内2-6-30 Tel 086-224-1288 バス「県庁前」すぐ) ・調査会代表荒木が参加 ・問合せ:岡山采希会・佐々木さん(okayama.ayakikai.60@gmail.com)
★10月10日(土)「北朝鮮人権シネマフォーラムin能代」 ・調査会代表荒木が参加
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