国会研究会レジメ ③拉致を中心に置いた法律の制定を【調査会NEWS3905】(R7.2.26)

【調査会NEWS3905】(R7.2.26)

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<国会研究会レジメ ③拉致を中心に置いた法律の制定を>

 以下は去る2月19日衆議院第一議員会館で開催された研究会での3項目、私がお話しした新たな立法に関する資料です。

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3、拉致を中心に置いた法律の制定を

特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

 現在拉致問題に関係して制定されている法律は以下の二つです。

①北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)

②拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律(平成十八年法律第九十六号)

 ①は平成14年(2002)10月に5人の拉致被害者が帰国したことを受けてその処遇を決めるために制定されたもの。拉致認定はこの法律に基づいて行われています。

 立法の問題について、特定失踪者問題調査会と特定失踪者家族会では次のように政府に対し繰り返し要請を行なっています。

 「この間長期にわたって拉致が行われ、なおかつ5人をのぞいて1人も救出できていないことの責任がどこにあるのか、明確にしていただかなければなりません。国会でそれを議論していただくのは当然ですが、あわせて責任を明確化するためにも拉致被害者救出を主題とした法律を作っていただくようお願い申しあげます」(令和6年11月19日石破総理に当てて特定失踪者家族会今井英輝会長及び荒木名で林芳正内閣官房長官兼拉致問題担当大臣に手交した要請文)

 これに対しての11月22日付で伝えられた林官房長官からの回答は以下の通りです。

「拉致という未曽有の国家的犯罪による被害者を救出することは、法律の規定の有無にかかわらず、国としての責務であると認識しております。その上で、拉致被害者の救出については、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」第二条第二項や、「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律」第三条第一項の規定も踏まえて、政府として、今後とも全力で取り組んでまいります」

 回答に記載されている法律条文、前者は「政府は、北朝鮮当局によって拉致され、又は拉致されたことが疑われる日本国民の安否等について国民に対し広く情報の提供を求めるとともに自ら徹底した調査を行い、その帰国の実現に最大限の努力をするものとする」、後者は「国は、安否が確認されていない被害者及び被害者の配偶者等の安否の確認並びに被害者及び被害者の配偶者等の帰国又は入国のため、最大限の努力をするものとする」であり、どちらも抽象的で現実に半世紀以上にわたって拉致が行われ蓮池さんら5人とその家族の帰国以外何らの結果も出せていないことについて誰も責任を問われていません。また、帰国した5人についても「支援法」の名前が示すように、行なっているのは帰国後の生活支援であり彼らが拉致されていた24年間については何の補償もされていません。もちろん、本来補償すべきは拉致をした北朝鮮当局であり、その責任を問うべきなのは当然ですが、当面それができない以上代替措置は必要です。

 また、拉致被害者が認定未認定に関わらず全員生存しているということはあり得ません。取り返すために「生存を前提として」というのは当然ですが、亡くなった人をどうするのかについてはまだ何も考えられていません。

 以上のようなことから、私たちとしては主に次のようなポイントにおいて新たな立法を求めます。

1、帰国できていない拉致被害者について、支援法と別の認定に準ずる規定

2、帰国できた拉致被害者については北朝鮮にいた期間についての補償

3、死亡が確認された拉致被害者についての取り扱い

4、拉致被害者救出の責任についての明文化

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<調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>

※事前申込み・参加費等については問い合わせ先にご連絡下さい。

※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族のみです。

★3月9日(日)13:30「大澤孝司さんと再会を果たす会総会・座談会」(同会主催)

・新潟市巻地区公民館(越後線巻駅徒歩6分 新潟市西蒲区巻甲635 Tel 0256-72-3329)

・大澤昭一特定失踪者家族会顧問・調査会代表荒木が参加

・問合せ 080-7092-3993(川村事務局長)

★4月26日(土)14:00「北朝鮮残留日本人問題を考える研究会」(同会主催)

・拓殖大学文京キャンパス(変更の可能性があります)

・調査会代表荒木・幹事三浦が参加

・問合せ 090-8517-9601(荒木)

■調査会の本

○『「お帰り」と言うために』(調査会編著・草思社刊)

 書籍版・Kindle版1700円(税別)

○『北朝鮮 拉致と工作活動Ⅰ 拉致回廊 日本列島を行く』(杉野正治副幹事長著・調査会刊)。Amazonでお求めになることができます。(オンデマンド出版のため書店ではお求めになれません。書籍版2200円・Kindle版1400円・どちらも税別)

■拉致問題関連書籍一覧(特定失踪者家族会作成)

araki.way-nifty.com/araki/2022/09/post-cf6ae2.html

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 ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。  //////////////////////////////////////////////////////////

北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧

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