失踪状況 | 午前9時頃いつもどおりに大学へ車で向かった。22時30分に大学の指導スタッフと別れる。この日の夜は帰宅しなかった。それまでも卒論などで朝帰りや泊まり込みがあったので帰宅しなくても不思議ではなかった。5月13日福井県越前町の海岸に車が止まっているとの電話が四ケ浦駐在所から自宅にある。車は海岸の釣り場に下りて行くところ(本人は釣りはやらない)で、下りて行く道を塞いだように停まっていた。当日早朝から止めてあった模様。ドアはロックしてあり、中にパソコン、財布、免許証などすべて置いてあった。座席のリクライニングは倒れていた。パソコンには次のようなメッセージが残されていた。「いやあ、もう疲れちゃったよ 少し道をはずしてしまったような気がする 何も考えずにここまできてしまった このままゼネコンへ入ったとしてもやっていく自信はぜんぜんありません 修論も考えるとぞっとします 今までさんざんわがまま言ってごめんね 先生にもよろしく このパソコンは○○さんにあげます 本当にすんません」 メッセージの残された時間は13日午前2時4分だったが、友人の証言や多数の遺書を見てきた川人博弁護士の見解など、本人のものでない可能性が少なくない。その後無言電話が1~2カ月間続いた。1回女性の声で「雅俊さんいませんか」という電話があった。 車が置いてあった場所は山下貢さんの車が置いてあった場所から直線距離で10キロほどのところで、置かれていた状況も類似している。また北朝鮮にいるとの不確定情報がある。 |